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西日本の直木賞作家らが体操服姿で勢ぞろい 大阪で66年ぶり「文士劇」に向け写真撮影

産経ニュース 2024年6月28日 16時47分

関西、九州在住の直木賞作家や書店員らが今秋、大阪市内で役者となって芝居を演じる「なにげに文士劇2024」。旗揚げ公演に向けた宣伝用の写真撮影会が28日、同市内で行われ、朝井まかてさんや黒川博行さんら16人が、劇のイメージに合わせた特注の体操服姿で撮影に臨んだ。

白地に文士劇のロゴマークをあしらった体操服を着用した作家や書店員らが、スタジオに集結した。「はい、テンション上げて」というフォトグラファーの掛け声に16人は笑顔で応じ、澤田瞳子さん、玉岡かおるさん、湊かなえさん、東山彰良さんらはピースサインなどをして盛り上げた。出演者には高樹のぶ子さん、門井慶喜さん、木下昌輝さんらが名を連ね、控室で談笑するなど交流を深めていた。

作家が舞台に立つ文士劇は明治期に始まり130年以上の歴史を持つが、大阪では66年ぶりの公演となる。朝井さんが発起人となり、黒川さんが委員長を務める実行委員会形式で行われる。

上演する「放課後」は東野圭吾さんの同名作が原作で、女子高で起きた殺人事件を巡るミステリー。配役の発表は8月1日を予定しており、演出家の村角太洋さんが出演者の声のトーンやたたずまい、雰囲気に合わせて配役を決め、現在脚本を創作中だ。

公演は11月16日午後4時で、チケット販売は9月1日から。全席指定で一般8000円、25歳以下は5000円。詳しくは公式ホームページ(https://nanigeni-bunshigeki.com/)。(横山由紀子)

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