大阪府公立中学校長会は7日、第3回進路希望調査結果(1月31日現在)を発表した。府内公立高校入試では、一般選抜を行う全日制高校128校のうち72校で1倍を下回り、定員割れの可能性があるという。
全日制全体の募集人員3万5892人に対し、3万6701人が進学を希望した。普通科(単位制を除く)には1万9283人の募集に希望者は1万9887人で、平均倍率1・03倍。難関大学への進学実績で人気が高まる文理学科は3480人に4842人となり、1・39倍だった。
卒業見込者のうち、特別選抜なども含む公立志願者の割合は56・17%。高校授業料無償化で私立高の進学に選択肢が広がり、現行入試制度が始まった平成28年度以降で最低だった。
一般選抜の出願期間は3月5~7日で、試験は12日に行われる。合格発表は21日。