来年1月で発生から30年となる阪神大震災。NHK大阪放送局は21日、同局と関西の民放6社のアナウンサーらが集まり、震災について考える「明日をまもるナビ」(1月19日午前10時5分)を全国放送すると発表した。
番組ではアナウンサーらがNHK大阪のスタジオに集結。震災の経験を未来につなぐため何ができるかを考えるとともに、南海トラフ巨大地震をはじめとする災害への備えとして、メディアの可能性と未来について考える。
司会は阪神大震災当時、兵庫県加古川市の自宅にいたNHK大阪の高瀬耕造アナウンサー。ナビゲーターは京都大防災研究所の矢守克也教授が務める。出演する各局のアナウンサーは、嶋田ココ(NHK大阪)▽清水麻椰(毎日放送)▽古川昌希(朝日放送テレビ)▽谷元星奈(関西テレビ)▽中谷しのぶ(読売テレビ)▽加守哲朗(テレビ大阪)▽村上昂輝(サンテレビ)-の各アナ。
高瀬アナは「番組を通して私たちの取り組みを知っていただくとともに、みんなで備える、みんなで立ち向かう機運の醸成に寄与できれば幸いです」とコメントした。
番組は阪神大震災の伝承とともに将来起こりうる災害に備えた連携に向け、同局と関西の民放6社が立ち上げた共同プロジェクトの一環で、「守りたい、だから伝える」を共通テーマに、各局で合同勉強会や番組制作を行う。