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河内木綿でできた非公認「ミャクミャク」タペストリー ほぼ大阪・八尾製、市に地元市民団体が寄贈 2025大阪・関西万博

産経ニュース 2024年7月9日 19時19分

大阪府八尾市で栽培された河内木綿を素材に、2025年大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」をデザインしたタペストリーが9日、同市に寄贈された。河内木綿の魅力を伝える地元の市民団体「河内木綿手織場」が製作した。

タペストリーは横約39センチ、縦約64センチの長方形。団体代表の萩原星子(ほしこ)さん(75)=同市=が、ミャクミャクを見て「かわいい。何か面白いものを作りたい」と思い、個人的に作り始めた。河内木綿の糸を幻の染料といわれるニホンアカネで赤色に、藍で青色に染めたものを使った。じゅうたんを織るような技法でタペストリーに仕上げるまでほぼ同市内で作られた。

市役所での寄贈式で、萩原さんは「市役所に飾ってもらいたい」と要望。大松桂右(だいまつ・けいすけ)市長は「世界に1枚しかないミャクミャクで、眠らせておくのはもったいない」と感謝。万博を運営する日本国際博覧会協会の非公認品のため、今後調整を進めるとし、「河内木綿を次世代に知ってもらいたい。何らかの形で市民に見ていただく機会ができれば」と話した。

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