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「自分にしかできないことを」3月に披露公演、ざこばさんの弟子3人が来社し襲名挨拶

産経ニュース 2025年1月14日 20時59分

今年3月に上方落語の名跡を同時襲名する落語家の桂ひろばさん、桂ちょうばさん、桂そうばさんの3人が14日、大阪市浪速区の産経新聞大阪本社を訪れ、内田透編集局総務らに襲名の挨拶を行った。

3人は昨年6月に死去した桂ざこばさんの弟子。ひろばさんは「二代目桂力造」を、ちょうばさんは「四代目桂米之助」を、そうばさんは「二代目桂惣兵衛」をそれぞれ襲名する。

ひろばさんは大阪府出身で平成12年に入門。「桂」を名乗る落語家の始祖、桂文治(1774~1816年)の高弟だった初代力造を二代目として継ぐ。

ちょうばさんは京都市出身で13年に入門。戦後に活躍した先代の米之助は交通局に勤めながらの落語修業だったが、博学で知られ、上方落語の生き字引存在だった。

そうばさんは福岡市出身で17年に入門。初代文治の本名である惣兵衛を二代目として襲名する。

ちょうばさんが「米之助の名前を一回りも二回りも大きくしたい」と意気込めば、そうばさんも「自分しかできないことを惣兵衛という名前でどんどんやっていきたい」と決意を語った。

3人の師であるざこばさんは昨春の襲名発表を見届けて逝った。ひろばさんは「師匠はどこかで見てくれてはると思うので、それを胸に頑張っていきたい」と誓った。

襲名披露公演は3月20日、大阪市北区のサンケイホールブリーゼで行われる。

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