大阪私立中学校高等学校連合会は5日、令和7年度の大阪府内の私立高校入試の出願状況(3日正午現在)を発表した。外部募集の志願者は専願、併願合わせて6万1990人で、前年度を1196人下回った。外部募集を行う92校の募集人員2万4308人に対する平均倍率は前年度比0・1ポイント減の2・55倍だった。
私立高が第1希望の志願者割合(専願率)は同3・4ポイント増の35・04%で、記録が残る平成15年度以降で最高になった。併願を合わせた志願者数は少子化の影響で減少したが、担当者は「高校授業料無償化で私学志向が高まったことが専願率の上昇に反映された」と説明した。
学校別の最高倍率は男子校が興国(2・35倍)、女子校は四天王寺(2・72倍)、共学校が羽衣学園(5・26倍)だった。