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滋賀初のJ3昇格へ正念場 3位のレイラック、残り4試合で順位上げられるか

産経ニュース 2024年10月30日 20時19分

滋賀県初のJリーグ入りを目指すサッカーJFLのレイラック滋賀FCは30日、来シーズンのJ3入会審査で「条件付き承認」となったと発表した。最終順位で2位以内に入ることなどが条件。残り4試合で現在3位のレイラックは昇格に向けて正念場を迎えている。

最終順位で2位以内に入るほか、ホームゲームの1試合平均入場者数2千人、年間入場料収入1千万円にそれぞれ到達していることが入会(昇格)の条件。

今シーズンの入会審査では、Jリーグ昇格後にホームスタジアムとしての使用を予定する「平和堂HATOスタジアム」(滋賀県彦根市)の照明の照度不足を理由に継続審議となったが、仮設照明塔設置のめどがついたことでクリアしている。

レイラックによると、年間入場料収入は1千万円到達が確実。平均入場者数は現在1977人で、11月3日に甲賀市陸上競技場(同県甲賀市)で行われるFCティアモ枚方戦(午後1時キックオフ)と、最終戦となる同月24日の平和堂HATOスタジアムでのヴィアティン三重戦(同)のホームゲーム2試合で達成できる見込みだ。

あとは最終順位で2位以内に入ることができるかにかかっている。昨シーズンは勝ち点がわずかに1足りず、3位にとどまった。1位なら自動昇格。2位の場合はJ3で19位のチームとの入れ替え戦(2試合)に勝利すれば昇格が決まる。

今シーズンのレイラックは一時、9位まで順位を落としたが挽回し、現在は3位。1位の栃木シティとの勝ち点差は10、2位の高知ユナイテッドSCとは5となっている。残り4試合とも負けられないだけに、レイラックの内林広高社長は「県民の後押しで勝利に導いてほしい」と話している。

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