Infoseek 楽天

連覇遠のく阪神、またも佐藤輝の失策響く…岡田監督は台風余波の降雨コールドにも怒り

産経ニュース 2024年9月1日 22時36分

巨人3-1阪神(1日、甲子園)

一つの失策が、阪神にとっては完全に潮目の変わった瞬間となった。

1-1で迎えた七回無死一塁の場面。吉川が三塁前へセーフティー気味に転がした打球を佐藤輝が一塁へ悪送球した。両リーグ最多の21失策目。ボールは吉川に当たって一塁走者は三塁へ進み、続く門脇に勝ち越し打を許した。

その後も佐藤輝のミスを誘うような巨人の攻撃は続く。なお無死一、三塁で小林のスクイズがまたも三塁方向へ。猛チャージした佐藤輝の本塁へのグラブトスは際どく、走者生還を許した(記録は犠打野選)。雨の影響もあっただろうが、佐藤輝は「言い訳にはできない」と硬い表情だった。

岡田監督は会見場に現れず、足早にクラブハウスへ引き揚げながら「しゃべる気にならん。消化試合ちゃうんやから」と語気を荒らげた。予想されていた台風余波による降雨で七回コールド負け。他球団では3試合中止のカードもあっただけに、打ち切りに怒りの矛先を向けた。

熱い応援に力をもらえる甲子園では13試合残るが、首位広島とは今季最大の5・5差。連覇の夢がまた少し遠のいた。(嶋田知加子)

この記事の関連ニュース