球春到来を告げるプロ野球の春季キャンプが1日、国内で一斉に始まった。藤川球児監督(44)の新体制で迎えた阪神は、沖縄・宜野座でスタート。球場に詰めかけたファンは「六甲おろし」に合わせて手拍子で選手らを出迎え、新生阪神の船出を見守った。
チームは「凡事徹底」を尽くし、選手個々のテーマは「没頭」。歓迎セレモニーで藤川監督は「『姿勢』という言葉を選手たちに投げかけてきた。『姿』に『勢い』。没頭すれば、それが勢いとなり、甲子園の大歓声の中でも恥ずかしくないプレーができる」と強調。「最高の準備をする。開幕の頃には胸を張れるチームをつくる」と誓った。
大阪府枚方市の自営業、奥村歩(あゆみ)さん(52)は「藤川監督の声を直接聞きたくてやってきた。若手のプレーも見たい。めっちゃワクワク」と話していた。28日まで行われる。