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2分30秒の青春、大阪勢が強い 高校ダンスも夏の風物詩に リレーコラム

産経ニュース 2024年8月24日 12時12分

夏の風物詩といえば、今年100周年の甲子園球場での高校野球。大阪勢は強豪ぞろいで、今年は残念な結果に終わった大阪桐蔭、オールドファンに鮮明な記憶が残るPL学園など全国優勝校の名が浮かぶ。

さらに筆者の中で新たな夏の風物詩になったのが、産経新聞社などが主催し、高校ダンス部の日本一を決める「日本高校ダンス部選手権」。取材を担当して今年で3年目を迎えたが、歴史をひもとくと大阪勢が毎年、日本一に輝いている。

現在のような全国大会の形となった平成23年の第4回以降、昨年まで過去13回のうち、大阪勢はビッグクラス(13~40人)が令和3年を除く12回の優勝。スモールクラス(2~12人)も8回優勝し、大阪勢が日本一を逃した年はない。それほど大阪の高校ダンス部のレベルが高く、「ダンス王国」といえる活躍ぶりだ。

今年は全国600チームの参加があり、勝ち残ったビッグ、スモールの各上位8校(計16校)が9月1日、日本工学院アリーナ(東京都大田区)の決勝で日本一の座を争う。大阪勢はビッグが連覇に王手をかけた帝塚山学院と一昨年準優勝の関西大倉、スモールが初の日本一を狙う樟蔭と3年ぶり優勝を目指す初芝立命館の4校が出場する。

決勝の模様は本紙紙面で結果を伝えるほか、9月中にフジテレビ系のゴールデンタイムでの番組で放送予定。パリ五輪でブレイキンが注目されたように、まさにスポーツ。2分30秒の演技にかける青春が詰まっている。(西川博明)

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