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トランプ氏、戦争悪化させないようプーチン氏に忠告 7日に電話会談 米紙報道

産経ニュース 2024年11月11日 7時51分

【ワシントン=坂本一之、本間英士】米紙ワシントン・ポスト(電子版)は10日、トランプ次期大統領がロシアのプーチン大統領と7日に電話会談し、ロシアが侵略を続けるウクライナに関して戦争を悪化させないよう忠告したと報じた。両者は協議を継続する意向も示したとしている。

トランプ氏は、米国が主導する北大西洋条約機構(NATO)の加盟国を守るため欧州に米軍を派遣していることを踏まえ、プーチン氏に対して多数の米軍が欧州に駐留していることを改めて伝えた。

両者は欧州の平和について協議し、「ウクライナの戦争の早期解決」に向けた協議を続ける意向を示した。同紙によると、トランプ氏が大統領選に勝利してからプーチン氏と電話会談するのは初めて。トランプ氏側は、ウクライナに電話会談について通知した。ウクライナ側から反論はなかった。

トランプ氏は選挙戦を通じ「戦争を24時間で終わらせる」などと主張し、来年1月の大統領就任前に戦争終結を実現させる考えも示してきた。

また、トランプ氏は今月13日、バイデン大統領が進める政権移行の一環としてホワイトハウスの大統領執務室で同氏と会談する。

サリバン大統領補佐官は10日のCBSテレビで、同会談でバイデン氏が欧州、アジア、中東の情勢など外交課題について話し合うと説明した。サリバン氏は、バイデン氏が議会などに対しウクライナ支援を継続する必要性を伝えていくとも述べた。

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