【ワシントン=坂本一之】米大統領選で勝利したトランプ次期大統領は7日、NBCテレビのインタビューで、ロシアのプーチン大統領と「話すことになると思う」と述べ、会談に意欲を示した。トランプ氏は選挙戦で、ロシアのウクライナ侵略に関して「戦争を終わらせる」と何度も表明し、プーチン氏らと交渉する方針を示してきた。
トランプ氏は9月、訪米したウクライナのゼレンスキー大統領とニューヨークで会談し、「プーチン氏とも良い関係にある」と強調。「大統領に就任するよりも前に良い結果をもたらすことができる」と語り、和平実現への自信を示した。
トランプ氏はこれまで、ウクライナとロシアが歩み寄ることで「暴力を終わらせ、繁栄への道を切り開く交渉ができる」と訴えてきた。ただ、交渉についての具体的内容は示していない。トランプ氏は、ウクライナの戦争が続けば「第三次世界大戦に突入する」として戦争終結を優先する立場だ。