アトランタ、シドニー、アテネの五輪3大会で10個のメダルを獲得した米国の元競泳選手ゲーリー・ホールさん(50)が、カリフォルニア州ロサンゼルスで発生した山火事で全てのメダルを焼失した。米メディアなどが報じた。
ホールさんは高級住宅街のパシフィック・パリセーズに仕事場として邸宅を借りていたが、山火事によって金5個、銀3個、銅2個の五輪メダルや家財が焼けてしまった。
豪紙シドニー・モーニング・ヘラルドに対し「山火事はこれまで見たどんな終末映画よりも1000倍もひどかった」と振り返り、「逃げるのに必死だった。飼い犬を抱え、身の回りの品をいくつか持ち出すので精いっぱいだった。メダルはなくても生きていけるが、焼け跡を見たらさまざまな感情が沸き起こるだろう」と語った。