【ワシントン=坂本一之】米紙ワシントン・ポスト(電子版)は18日、民主党重鎮のペロシ元下院議長が同党の複数の議員に対し、バイデン大統領(81)が11月の大統領選からの撤退を近く決断する可能性があるとの見方を示したと報じた。
再選を目指してきたバイデン氏だが、6月に共和党のトランプ前大統領(78)と行った討論会で精彩を欠き、高齢不安から民主党内で撤退論が噴出している。
NBCニュースは18日、オバマ元大統領がバイデン氏の選挙戦継続に「懸念」を持っていて、トランプ氏に勝利することが「難しくなっている」とみていると報じた。ワシントン・ポストは、オバマ氏が側近に対し撤退を真剣に検討する必要があるとの考えを示したと報じている。
CNNテレビによると、民主党の知事の一人は、バイデン氏の進退を巡る議論について「72時間(3日間)が非常に重要だ」と語った。