米大統領選の共和党候補、トランプ前大統領は30日、遊説先の中西部ウィスコンシン州グリーンベイで清掃車両に乗り込んで記者団の取材に応じた。バイデン大統領がトランプ氏支持者を「ごみ」と呼んだことへの皮肉だ。米メディアが報じた。
空港に到着したトランプ氏は「トランプ2024 米国を再び偉大な国に」と書かれた清掃車両にオレンジ色の反射ベストを着用して乗り込み、「私の清掃車両はどうだい? このトラックはカマラ(民主党候補のハリス副大統領)とバイデンに敬意を表して作られた」と語った。トランプ氏はこの後、反射ベスト姿のまま選挙集会に臨んだ。
バイデン氏は29日、ハリス陣営の電話会議で、トランプ氏の支持者を「ごみ」と表現していた。
一方、ハリス氏は30日、「私に投票するかどうかにかかわらず、全ての米国民のための大統領になるつもりだ」と述べ、バイデン氏の発言と距離を置いた。