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NATO拡大は「バイデン氏の力強い取り組みの結果」 駐日米大使が〝衰え〟指摘に反論

産経ニュース 2024年7月11日 18時12分

エマニュエル駐日米大使は11日、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議が米ワシントンで開かれているのに合わせ、東京都内の在日米大使館で日本メディアと会見した。

NATOはロシアのウクライナ侵攻開始以降、スウェーデンとフィンランドの新規加盟で加盟国が増加している。これについてエマニュエル氏は、「戦争の結果でもあるが、バイデン米大統領が同盟国との同盟関係の構築に敬意を持って力強く集中して取り組んできた結果でもある」と強調した。認知機能の衰えも疑われるバイデン氏の指導力を疑問視する見方に反論した格好だ。

またエマニュエル氏は、ウクライナを侵略するロシアに対し、中国や北朝鮮があらゆる形で支援を行っていると指摘。「今日のウクライナは明日の東アジアかもしれない」という岸田文雄首相の問題意識が「より現実味を帯びるようになってきた」と語った。

その上で、NATOが台頭する中国を念頭に、インド太平洋地域との連携強化を図ることは、「各国に(米中)どちらかを選ぶよう迫るものではない」と述べた。(岡田美月)

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