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バイデン氏、地元でおもてなし クアッド会合 広島G7参加きっかけに発案

産経ニュース 2024年9月21日 12時40分

【ワシントン=坂本一之】バイデン米大統領は21日行われる日米豪印4カ国の協力枠組み「クアッド」首脳会合の開催地に、地元の東部デラウェア州ウィルミントンを選び、手厚いおもてなしで中国との対峙(たいじ)を図る4カ国の連携をアピールする。バイデン氏が外国首脳を地元に招くのは初めて。

バイデン氏は、クアッド会合を自身の出身高校であるキリスト教カトリック系の私立校「アーチミア・アカデミー」で開催。日豪印首脳との個別会談は自宅で行うという異例の厚遇で、「外交は人と人の関係でもある」との信念を体現する。

もともと今年はインドが主催国だったが、自身が来年1月に任期を迎えることなどを踏まえ、インドに要請して順番を変更してもらった。

米メディアによると、バイデン氏が地元での会合を検討したのは岸田文雄首相が昨年5月に地元・広島で開いた先進7カ国首脳会議(G7サミット)に参加した後。地元を大事にする岸田氏の気持ちに共感したという。

バイデン氏は20日、アルバニージー豪首相と個別に会談し、会場となった私邸周辺は厳重な警備体制が敷かれた。

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