【ニューヨーク=平田雄介】米東部ニューヨーク州の裁判所は12日、大統領選で勝利したトランプ次期大統領に有罪評決が出ている不倫口止め料を巡る会計不正処理事件について、裁判手続きを今月19日まで停止すると決定した。
有罪評決を受けた人物が次期大統領となる「前代未聞」の事態を受け、今後の手続きについて検討する時間が必要だとする検察側の延期要請を認めた。
12日はもともと、会計不正処理事件でトランプ氏に「大統領の免責特権」が適用されるかどうかの判断が示される予定だった。今月26日に予定されているトランプ氏への量刑言い渡しも延期される可能性が高まった。