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民主上院でもバイデン氏撤退論 本人「党員に選ばれた候補」と継続意向 党内で攻防

産経ニュース 2024年7月6日 7時9分

【ワシントン=坂本一之】米紙ワシントン・ポスト(電子版)は5日、民主党のウォーナー上院議員がバイデン大統領(81)に11月の大統領選からの撤退を求める上院議員グループを結成する意向だと報じた。バイデン氏は同日、大統領選の接戦州である中西部ウィスコンシン州で演説し、自身は民主党員の投票で選ばれた「候補」だと訴え、選挙戦の継続を改めて表明した。

ワシントン・ポストによると、ウォーナー氏は他の民主党上院議員に対し、バイデン氏では共和党のトランプ前大統領(78)に大統領選で勝てない懸念を伝えているという。

民主党内では6月27日の候補者討論会で精彩を欠いたバイデン氏の高齢不安が高まり、すでに下院ではドゲット議員やグリハルバ議員が撤退を求めている。

撤退論の払拭を目指すバイデン氏は5日、ウィスコンシン州で開かれた選挙集会で演説し、「全米の予備選で多くの党員が私に投票した」と述べ、自身が選ばれた候補であることを強調した。

バイデン氏は「一部の人が党員の投票を気にせず、私を大統領選から追い出そうとしている」と批判し、「私は選挙戦にとどまる」と述べた。

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