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ハリス氏、世論調査でトランプ氏に2ポイントリード 接戦州で大統領選挙活動を本格始動

産経ニュース 2024年7月24日 9時48分

【ワシントン=坂本一之】11月の米大統領選で民主党候補に指名される見通しとなったハリス副大統領(59)は23日、接戦州の中西部ウィスコンシン州で選挙集会を開き、次期大統領を目指した選挙活動を本格始動した。ロイター通信は同日、最新の世論調査でハリス氏の支持率が44%で共和党候補のトランプ前大統領(78)の42%を2ポイント上回ったと報じた。両氏の差は誤差の範囲内とも説明した。

ハリス氏は大統領選の行方を左右するウィスコンシン州で、大統領を目指す初の選挙集会を開いた。ハリス氏は演説で、2020年大統領選で同州を制した民主党のバイデン大統領がトランプ氏に勝利したことを踏まえ、「われわれはもう一度勝つ」と訴え、自身への投票を呼び掛けた。

トランプ氏が不倫口止め料を巡る会計不正処理事件で「34の罪で有罪になった」と強調し、過去の性的暴行疑惑も指摘するなど激しく攻撃した。

また、トランプ氏は資金面で「億万長者や大企業の支援に頼っている」と批判し、自陣営は草の根の支援を重視していると訴えた。

ハリス氏がリードしたロイターの世論調査は、バイデン氏の撤退を受けてハリス氏が立候補を表明した直後の22~23日にオンラインで実施した。15~16日の調査ではハリス、トランプ両氏の支持率は44%で同じだった。

米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、ハリス氏のランニングメート(伴走者)となる副大統領候補に関し、接戦州の東部ペンシルベニア州のシャピロ知事(51)や南部ノースカロライナ州のクーパー知事(67)、西部アリゾナ州選出のケリー上院議員(60)らの名前を挙げている。

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