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バイデン氏 外国首相を地元に初招待 クアッド首脳会合21日開催

産経ニュース 2024年9月13日 9時30分

【ワシントン=坂本一之】米ホワイトハウスのジャンピエール大統領報道官は12日、日米豪印4カ国の協力枠組み「クアッド」の首脳会合を21日にバイデン大統領の地元である東部デラウェア州ウィルミントンで開催すると発表した。バイデン氏が地元に外国首脳を招き会合を開くのは初めて。南シナ海で高圧的な海洋進出を図る中国を念頭に海洋安全保障やサイバーセキュリティーなどの協力強化を協議する。

ジャンピエール氏は12日の記者会見で、首脳会合の地元開催に関し「クアッドの重要性と各首脳との個人的な深い関係を反映したものだ」と説明し、岸田文雄首相らと進めてきた緊密な連携をアピールする。

会合では「自由で開かれたインド太平洋」を推進するため新興技術や気候変動・クリーンエネルギー、災害対応などでの連携強化を議論する。

ジャンピエール氏は「バイデン・ハリス政権はクアッドの制度化と地位向上を最優先課題としている」と指摘。11月の米大統領選の民主党候補であるハリス副大統領もクアッドを重視していることを強調した。

クアッドは2021年以降、毎年、首脳会合を開催していて、次回はインドが主催する。今年に関しては昨年5月の広島会合でインドでの開催が決まっていたが、米大統領選などの日程のため調整が難航していた。

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