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「トランプ氏去ればうれしい」 暗殺未遂のラウス容疑者 「露軍と戦う」とウクライナ渡航

産経ニュース 2024年9月16日 18時19分

【ワシントン=大内清】トランプ前米大統領の暗殺未遂事件を捜査する連邦捜査局(FBI)は、拘束したライアン・ラウス容疑者(58)への取り調べを本格化させ、詳しい動機の解明などを進める方針だ。

米メディアによると、同容疑者は白人。南部ノースカロライナ州に長く居住していたが、2017、18年ごろにハワイ州へ移住し建設業に従事していた。

交流サイト(SNS)への投稿から、16年大統領選ではトランプ氏に投票したとみられる。だが、トランプ氏が敗れた20年大統領選前の投稿では「とても失望した。(トランプ氏が)去ればうれしい」とし、「反トランプ」の立場に転じたことがうかがわれる。

ロシアの侵略を受けるウクライナ情勢に強い関心を持ち、22年に「露軍と戦う」ためにウクライナへ渡航したとも報じられている。たまたま取材を受けた米紙ニューヨーク・タイムズの記者に対し、アフガニスタン人兵士を徴募してウクライナで戦闘に参加させる計画などを語ったという。

02年には、ノースカロライナ州で会社事務所に立てこもる事件を起こし、武器の不法携帯や公務執行妨害、無免許運転などの罪で保護観察処分を受けた。

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