Infoseek 楽天

オバマ氏、クリントン氏ら相次ぎバイデン氏を称賛 元ライバルも功績評価

産経ニュース 2024年7月22日 9時33分

【ワシントン=大内清】米民主党のバイデン大統領(81)が11月の大統領選からの撤退を表明したことを受け、大統領経験者を含む同党の有力者らからは21日、バイデン氏の功績をたたえる声明が相次いだ。

バイデン氏が副大統領として仕えたオバマ元大統領は長文の声明を発表し、「(バイデン氏が)最高の愛国者であることに改めて気付かされた」と、難しい決断を下したバイデン氏を称賛。「この極めて危険な時代に、見事かつ勇敢にわれわれを導いたジョーとジル(夫人)に愛と感謝をささげる」とした。

ビル・クリントン元大統領とヒラリー・クリントン元国務長官の夫妻は、バイデン氏が「前例のないパンデミックから米国を救い上げて数百万の雇用を新たに生み出し、経済を再建して民主主義を立て直し、世界での立ち位置を回復した」と絶賛。バイデン氏が後継候補に推すハリス副大統領を「すべてをかけて支持する」とした。

2020年大統領選の予備選でバイデン氏と指名候補者の座を激しく争ったサンダース上院議員は、バイデン氏が大統領として初めて労働組合のストライキに参加したことに触れ、「現代米国史で最も労働階層支持の大統領だった」と高く評価した。ペロシ元下院議長は「バイデン氏は常に国を第一に考える愛国的米国人だ」とし、撤退の決断を歓迎した。

この記事の関連ニュース