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「社会問題に意識高いウイルスに殺された」 イーロン・マスク氏、息子の性転換に苦悩告白

産経ニュース 2024年7月23日 18時29分

米国の実業家イーロン・マスク氏は23日(日本時間)に配信された動画インタビューで、自身の子供が男性から女性に性転換したとして、「息子を失った。(ジェンダーやマイノリティーなど)社会問題に意識が高い『ウイルス』によって殺された」と比喩(ひゆ)的に語った。苦悩した様子で心理学者によるインタビューで明らかにした。

ロイター通信によれば、2022年4月に18歳になったマスク氏の息子は、女性への性別変更に伴う名前の変更を裁判所に申請した。

マスク氏はインタビューで、息子が性転換した経緯を振り返って、医療関係者から思春期抑制剤を子供に投与する際に同意を求められたとして、「何が起こっているか理解する前、本質的にだまされて書類に署名した。多くの混乱があった。署名しないと子供が自殺するかもしれないといわれた」と語った。

その上で、「信じられないほど邪悪だ。これ(=子供に性転換を促すこと)を推進してきた人々が刑務所に行くことに同意する」と述べた。

マスク氏は、米国で問題になっている、性別違和を訴える若者の性別移行を進める「ジェンダー肯定医療」について「ひどいものだ。性別の肯定的なケアを装って、子供に不妊手術を行うものだ」と指摘。子供には性観念が不安定な時期があるとして「女の子に男の子になる必要がある、あるいは男の子に女の子になる必要がある、そうすれば問題が解決するといって、『思春期ブロッカー』と呼ばれるホルモン抑制剤の投与や乳房切除術を受けさせることがある」と問題視した。

マスク氏は今月16日、カリフォルニア州がトランスジェンダーの子供を巡る新法を成立させたことに反発し、X(旧ツイッター)と宇宙企業スペースXの本社を同州からテキサス州に移転すると表明した。

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