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米、ハマス指導者ら6人訴追 昨年10月のテロ攻撃を共謀

産経ニュース 2024年9月4日 10時30分

【ワシントン=大内清】米司法省は3日、昨年10月に米国人少なくとも43人を含む約1200人が死亡したイスラエルへのテロ攻撃を共謀したなどとして、イスラム原理主義組織ハマスの政治部門トップで事件当時にパレスチナ自治区ガザの責任者だったヤヒヤ・シンワール指導者ら6人を刑事訴追したと発表した。

事件当時の政治部門トップ、イスマイル・ハニヤ氏(今年6月に暗殺)と、軍事部門「カッサーム旅団」のムハンマド・マスリ司令官(イスラエルの攻撃で死亡)、マルワン・イーサ副司令官(同)のほか、元政治部門トップでカタールに拠点を置くハーリド・マシャル氏と、レバノンを拠点に外交部門トップを務めるアリ・バラカ氏も起訴された。

ガザでは1日、米国との二重国籍者を含むイスラエル人の人質6人の遺体が見つかった。ガーランド司法長官は3日の声明で、この事件についても捜査を進め「必ず責任の所在を明らかにする」と強調した。

ガザ保健当局によると、昨年10月以降の戦闘でのガザの死者数は4万人を超す。

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