【ワシントン=渡辺浩生】北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したことについて、米国家安全保障会議(NSC)のサベット報道官は30日、複数の国連安全保障理事会決議違反であり、地域の緊張を高めて安全保障環境の不安定化につながると強く非難する声明を発表した。
発射について米インド太平洋軍は、米国民や米領土、同盟国への差し迫った脅威ではないと判断していると指摘。そのうえで、北朝鮮が不法の大量破壊兵器と弾道ミサイルの開発計画を国民の福祉の犠牲のうえに優先し続けていることを示していると批判した。
米国は、米本土、日本と韓国の安全を確実にするため同盟国と連携しつつ、必要なあらゆる措置を講じると強調した。