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オバマ元大統領、ハリス候補応援 トランプ氏は国内産業保護アピール

産経ニュース 2024年10月11日 17時23分

【ワシントン=坂本一之】11月5日に投開票日を迎える米大統領選に向けて民主党は10日、勝敗を左右する接戦州の東部ペンシルベニア州の集会に人気の高いオバマ元大統領を投入し、党大統領候補のハリス副大統領(59)への投票を呼び掛けた。共和党の大統領候補、トランプ前大統領(78)は同日、接戦州の中西部ミシガン州で演説し米自動車業界の支援拡充をアピールするなど、両陣営が票の掘り起こしに躍起となっている。

オバマ氏は演説で、トランプ氏再選による米国の「分断はもういらない」と指摘。ハリス氏への投票は「より希望に満ちた米国を築き上げるチャンスだ」と訴えた。

オバマ氏は接戦州での応援演説を続け最終盤での票の上積みを図る。報道によると、クリントン元大統領もハリス氏支援に乗り出す予定だ。

一方、トランプ氏は米自動車大手の本社などがあるミシガン州の演説で、輸入自動車への関税強化などで国内産業を保護する方針を強調。自動車の街として知られる「デトロイトを発展させる」と訴えた。

米政治サイト「リアル・クリア・ポリティクス」の各種世論調査の集計(10日時点)によると、ミシガン州の支持率はトランプ氏が48・6%でハリス氏を0・8ポイント、ペンシルベニア州もトランプ氏が48・4%で0・3ポイントリードしている。

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