米連邦捜査局（FBI）は28日、7月13日に起きたトランプ前大統領の暗殺未遂事件で、トーマス・クルックス容疑者（20）＝現場で射殺＝が使用した銃の写真を公開した。
FBIの発表によると、クルックス容疑者は今年4～7月、トランプ氏とバイデン大統領の選挙イベントの情報を検索収集していたことが判明。集会前の1カ月間で、検索回数は60回にのぼったとしている。
容疑者は7月4日に、事件現場のペンシルベニア州バトラーの集会について詳細に調べていたことも分かった。6日には、1963年のケネディ大統領暗殺事件で、銃撃犯とされるリー・ハーベイ・オズワルド容疑者が、どのぐらい離れた地点にいたのかについて調査。会場の写真や演台の情報についても入手しようとしていたという。容疑者は6日、集会の入場登録をした。
犯行の動機については不明で、FBIは捜査を続けている。共犯者がいた可能性を裏付ける証拠はないとしている。