19日午前、ミルウォーキー(米中西部ウィスコンシン州)発ダラス(南部テキサス州)行きのアメリカン航空1915便エアバスA319で、乗客が客室のドアを開けようとしたため拘束された。米メディアが報じた。
拘束されたのはカナダ人の男。男は飛行中に79歳の女性客室乗務員に対し「すぐに降りなければならない」と話し、ドアを開けるよう求めた。
客室乗務員が拒否すると、男は無理やりドアに向かい、もみ合いになった。ほかの乗客3人が協力して男を取り押さえ、粘着テープで拘束して、ダラス空港で警察に引き渡した。
客室乗務員は手首と首にけがを負い、病院に運ばれたという。欧米の航空会社には高齢の客室乗務員が在籍している場合がある。
男を取り押さえた乗客の1人はABCニュースに対し、「男がドアに向かっていったので、私は後ろから男をつかんで、ドアを開けるのを阻止した」と語った。