カンボジアの王女がＫ-ポップアイドルを目指し、練習生として韓国に渡る可能性が浮上している。12歳のジェナ・ノロドム王女はＳＮＳを通じて歌やダンスを披露、音楽番組にも出演するなど母国での人気は絶大だ。韓国で世界的な人気のある4人組ガールズグループ「ブラックピンク」や7人組男性グループ「ＢＴＳ」のファンを公言しており、決断に注目が集まっている。
ジェナ王女は20年に及ぶ内戦を経て国王に復帰したシアヌーク氏のひ孫にあたる。2012年3月、フランス人の父親とボファリー王女の間にパリで生まれ、3歳の時に家族でカンボジアに移った。
韓国などの報道によると、ジェナ王女は6歳で芸能活動を始め、オリジナル曲も発表。2022年から韓国の有名プロダクションの下でトレーニングを受けている。ブラックピンクのメンバーで隣国タイの出身であるリサの熱狂的なファンだという。
ジェナ王女の武器は歌やダンスだけではない。両親の母国語であるクメール語とフランス語に加え、英語、中国語、タイ語と５つの言語を操る語学力も芸能活動にはプラスに働きそうだ。
Ｋポップは世界市場を見据え、日本やタイ、中国などからも人材が流入し多国籍化が進行。カンボジアの報道によると、韓国のプロダクションの幹部は「王女は優れた学習能力を持っており、大きな可能性がある」と期待を込めているという。