【北京＝三塚聖平】パリ五輪で２日に行われたバドミントン混合ダブルスの決勝後、金メダルを獲得した中国ペアの女子選手、黄雅瓊（３０）が公開プロポーズを受けた。中国の交流サイト（ＳＮＳ）で「良いことが重なった」などと話題になっている。
プロポーズをしたのはペアを組む鄭思維（２７）ではなく、中国のバドミントン男子ダブルス代表の劉雨辰（２９）。表彰式を終えた黄を花束を持った劉が会場内で待ち構え、ポケットから指輪のケースを取り出してひざまずいた。黄の左手薬指に指輪をはめて抱き合うと、会場からは歓声や拍手が広がった。
黄は、中国の短文投稿サイト「微博（ウェイボ）」に「パリの競技場には拍手と汗、そして一生をかけて愛するという私たちの誓いもあった」と投稿した。劉は、黄の投稿に返信する形で「あなたは世界チャンピオンだ。さらには私の一番で、私の一生における唯一でもある」とのメッセージを微博に記した。
中国メディアによると、黄とともに金メダルを獲得した鄭は既に結婚していて子供もいるという。