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習氏とプーチン氏、国交樹立75年で祝電交換 「中露は世界の多極化で重要な貢献」と主張

産経ニュース 2024年10月2日 13時19分

【北京=三塚聖平】中国の習近平国家主席は2日、ロシアのプーチン大統領と国交樹立から75年を記念して祝電を交換した。中国国営新華社通信によると、習氏は「中露関係の発展をたいへん重視している」と述べ、プーチン氏とともに二国間関係を前進させ、実務協力をあらゆる面で広げる考えを伝えた。

習氏は、自身とプーチン氏による「戦略的な導き」の下で、中露両国が政治的な相互信頼を深め続け、実務協力の成果が顕著になっていると指摘。その上で、中露両国が「平等で秩序ある世界の多極化」の推進などで重要な貢献を行っていると主張した。中国は、主要新興国や非欧米諸国でつくる「BRICS」などの多国間枠組みでロシアとの連携を強化しており、米欧が主導する現在の国際秩序への対抗姿勢を見せている。

中国側によると、プーチン氏は祝電で、現在の中露関係について「歴史上、最高のレベルにある」と評価した。

プーチン氏は、10月下旬にロシア中部カザンで開催予定のBRICS首脳会議に合わせ、習氏と首脳会談を行う意向を表明している。

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