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台湾の駐日代表に李逸洋氏が内定 陳水扁氏と共に服役の経験も

産経ニュース 2024年7月8日 16時14分

【台北=西見由章】台湾の頼清徳政権が駐日大使に相当する謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表(78)の後任として、前考試院副院長の李逸洋氏(69)を充てる人事を内定したことが8日分かった。複数の関係筋が明らかにした。謝氏は16年6月から8年余り、駐日代表を務めていた。

李氏は1980年代、言論の自由を主張する週刊誌「蓬莱島」の編集長を務めていたが、同誌が蔣経国総統(当時)の秘書の論文を批判するなどしたため、名誉毀損罪で同誌社長の陳水扁氏(後に総統)らと共に8カ月間服役したことがある。2000年に誕生した民主進歩党の陳政権下では党秘書長や内政部長(内相に相当)などを歴任。蔡英文政権では17~20年に公務員の人事や試験を担当する考試院の副院長を務めた。

一方、頼総統は日本の政治家との太いパイプを持っており、「対日関係は頼氏が自ら方針を決めていくことが多いはず」(日台関係筋)との見方もある。

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