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「日台関係は数十年来で最良」台湾の李逸洋新駐日代表が着任 「関係推進に全力」と抱負

産経ニュース 2024年9月9日 18時31分

台湾の台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)の新代表(大使)に任命された李逸洋氏(69)が9日、着任した。李氏は羽田空港に到着後、報道陣に、「責任の重さを感じ、身の引き締まる思い。台日関係の推進に全力を尽くす」と日本語で抱負を述べた。

李氏は、地震などの際に助け合ってきた日台には深い友情があるとし、「台日関係は数十年来で最良の時期にある。多くの分野で交流が史上最高レベルに達している」と強調。頼清徳総統の理念に基づき、日本と「民主主義の保護の傘」を広げ、地域の平和と安定などに努めると述べた。

空港では超党派の国会議員連盟「日華議員懇談会」のメンバーや日本在住の台湾関係者ら30人以上が出迎え、李氏は花束を受け取ると、笑顔を見せた。

李氏は新聞記者などを経て政界入りし、民主進歩党の陳水扁政権下で、党秘書長や内政部長(内相)を歴任。蔡英文前政権では、公務員人事や試験を担う考試院(人事院)副院長を務めた。(桑村朋)

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