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中国、上海協力機構首脳会議を来年開催へ 「加盟各国の団結と協力を堅持」

産経ニュース 2024年9月9日 18時28分

【北京=三塚聖平】中国の孫衛東(そん・えいとう)外務次官は9日の記者会見で、中国とロシアが主導する多国間枠組み「上海協力機構(SCO)」の首脳会議を来年、中国で開くと表明した。中国は2024~25年度にSCOの輪番議長国を務めており、孫氏は「加盟各国とともに初心と使命を心に刻み、団結と協力を堅持する」と強調した。

孫氏は、SCOの枠組み内において政治や安全保障、経済、人文分野に関する100以上の会議や活動を主催する予定だと説明した。

SCOは、中露と中央アジア諸国が01年に結成した安全保障や政治・経済の協力枠組み。今年7月にカザフスタンの首都アスタナで開いた首脳会議でロシアの同盟国ベラルーシの正式加盟が承認され、10カ国体制となった。中露両国は、米欧が主導する国際秩序への対抗軸としてSCOや、中露など主要新興国の枠組み「BRICS」を重視している。

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