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中国が四国南方のブイ設置を正当化 「日本側に干渉する権利はない」と主張

産経ニュース 2024年7月5日 18時50分

【北京=三塚聖平】中国外務省の毛寧(もう・ねい)報道官は5日の記者会見で、中国の海洋調査船が四国南方の太平洋にブイを設置したことに日本政府が遺憾の意を表明したことに対し、「日本側に干渉する権利はない」と反発した。「科学研究と公益目的に基づく国際的に通用したやり方だ」と主張している。

毛氏は、中国船が「西太平洋の公海」にブイを置いたと説明した。「国連海洋法条約に基づいて公海は全ての国に開放されている。各国は公海において科学研究に従事する自由を有している」との見解を示した。

昨年7月には中国の海洋調査船が尖閣諸島(沖縄県石垣市)の魚釣島北西約80キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内にブイを設置したことが確認されている。日本政府は中国側に即時撤去を求めた。

毛氏は、昨年7月にブイの設置が確認されたことに関し「合理的で合法だ」と正当化した。

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