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香港ネットメディア「立場新聞」元編集長2人に有罪判決 報道を「扇動」と初めて認定

産経ニュース 2024年8月29日 21時36分

香港の裁判所は29日、政府への憎悪などを煽る報道を行ったとして、インターネットメディア「立場新聞」(2021年12月に運営停止)の元編集長2人に有罪判決を下した。量刑は9月26日に言い渡される。

報道によると、1997年に香港が英国から中国に返還されて以降、香港メディアの報道が扇動に当たると判断されたのは初めて。政府の言論弾圧を司法が容認した形だ。

刑事罪行条例の「扇動出版物発行などの共謀罪」に問われていたのは立場新聞の編集長だった鍾沛権(しょう・はいけん)氏(54)と林紹桐(りん・しょうとう)氏(36)。

香港紙、蘋果(ひんか)日報の創業者、黎智英(れい・ちえい、ジミー・ライ)氏(76)らも扇動出版物発行などの共謀罪のほか、香港国家安全維持法(国安法)違反の罪に問われ、裁判が続いている。(藤本欣也)

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