【北京=三塚聖平】中国外務省は2日までに、韓国など9カ国を15日以内の短期滞在のビザ(査証)免除対象にすると発表した。措置は今月8日から12月31日までとしている。
韓国メディアは、韓国が中国のビザ免除対象になるのは初めてだと伝えている。他の対象国は、ノルウェー、フィンランド、スロバキア、デンマーク、アイスランド、アンドラ、モナコ、リヒテンシュタインとしている。
中国は、日本に対して短期のビザなし渡航を認めていたが、2020年春に新型コロナウイルス禍を受けて停止した。コロナ禍の終了を受けて中国は短期ビザの免除対象国を広げているが、日本はこれまでのところ対象となっていない。
日本側は再開を要望しているが、中国政府は中国人の訪日でも同様に免除する「相互主義」を新たに求めて応じていない。