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ロシアのスパイ疑惑イルカ、「他殺にあらず」 ノルウェー警察、銃撃説を否定

産経ニュース 2024年9月11日 10時59分

ロシアがスパイ調教したとみられるシロイルカがノルウェー沖で死体で発見されたことについて、ノルウェー警察は9日の声明で、死因は「他殺ではなかった」と発表した。環境保護団体はイルカの胴体に銃撃を示唆する傷跡があると指摘していたが、警察は「弾痕ではない」として、刑事捜査は行わないと表明した。

イルカは全身が白いシロイルカで、死体は8月31日に発見された。動物保護団体が発表した写真には、丸い傷跡から出血した跡が映っていた。警察によると、傷は浅く、致命傷ではなかった。X線調査でも弾丸は検出されなかった。一方、イルカの口内からは、長さ35センチ、幅3センチの棒が発見され、胃の中は空だったとしている。

このイルカは2019年4月、ノルウェー沖で、カメラを搭載できるハーネスが装着した状態で発見された。ノルウェー当局は、ロシア軍のスパイ調教訓練場から逃げ出したとの見方を示していた。

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