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ウクライナ、北朝鮮軍への「初の砲撃」を公表 数日内に戦闘参加も ロシア西部クルスク州

産経ニュース 2024年11月5日 8時16分

北朝鮮がウクライナへの侵略を続けるロシアに派兵した問題で、ウクライナ国家安全保障・国防会議傘下の偽情報防止センターのコバレンコ所長は4日、「北朝鮮軍に初めて(ウクライナ軍による)砲撃が加えられた」と交流サイト(SNS)に投稿した。場所は、ウクライナ軍の越境攻撃下にあり、北朝鮮軍が投入されたとされる露西部クルスク州だとした。

ウクライナのゼレンスキー大統領は4日のビデオ声明で、同国情報機関などから「クルスク州に既に北朝鮮兵1万1千人がいる」との報告を受けたと明らかにした。米国務省のミラー報道官は4日の記者会見で、クルスク州に既に1万人規模の北朝鮮兵が派遣されているほか、「数日以内」に戦闘に参加する可能性があるとする米国の分析を公表した。

英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は4日、ウクライナの当局者が「ロシアは北朝鮮のミサイル開発を支援するために、既に軍事技術と『資金』を北朝鮮に提供している」と話したと伝えた。

一方、プーチン露大統領は4日、訪露中の北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外相とモスクワで会談した。崔氏は金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記からのあいさつをプーチン氏に伝達し、プーチン氏も笑顔で応じた。露大統領府は以前、プーチン氏と崔氏の会談は予定されていないと説明していた。

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