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プーチン露大統領「イランとの関係は最優先事項」 イランのペゼシュキアン大統領と会談

産経ニュース 2024年10月11日 22時55分

ロシアのプーチン大統領は11日、国際フォーラム出席のため中央アジア・トルクメニスタンの首都アシガバードを訪問し、現地でイランのペゼシュキアン大統領と会談した。プーチン氏はロシアとイランの友好関係を強調。22~24日に露中部カザンで開かれる中露など主要新興国の枠組み「BRICS」の首脳会議に合わせ、ペゼシュキアン氏と再び個別会談を行う意向を表明した。

露大統領府によると、プーチン氏はペゼシュキアン氏に「ロシアにとってイランとの関係は最優先事項だ」と伝達。「世界の出来事に関するロシアとイランの見方は近いか、一致している」と指摘した。ペゼシュキアン氏もプーチン氏に同意し、「両国関係は強化されるべきだ」と述べた。

ロシアは近年、イランをBRICSや中露主導の「上海協力機構」(SCO)に加盟させるなど、両国関係を強化。ロシアはイランから調達した自爆ドローン(無人機)をウクライナ侵略で使用しているとされる。

プーチン氏はまた、国際フォーラムの演説で、現在の世界が「文明の断絶、民族・宗教紛争」に直面し、「国際関係が根本的に変化する時代」にあると主張。欧米主導ではなく、各国固有の価値観が尊重される「多極的な世界秩序」を構築するためロシアは友好国と協力を続けると表明した。(小野田雄一)

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