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ゼレンスキー氏、空軍司令官を解任 F16墜落で更迭か 露軍ミサイルで7人死亡

産経ニュース 2024年8月31日 7時14分

ロシアの侵略を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は30日、空軍のオレシチュク司令官を解任したと発表した。ゼレンスキー氏は詳細な理由に言及しなかったが、29日にウクライナ軍参謀本部が公表した米国製戦闘機F16の墜落と操縦士死亡を受けた事実上の更迭だとみられる。

ゼレンスキー氏は声明で「兵士たちはウクライナのために、結果を出すために戦っている。指揮官たちも同様だ。われわれは人材や兵士を大切に扱わなければならない」と述べた。オレシチュク氏の解任を受け、ウクライナ軍のシルスキー総司令官は、クリボノジュコ中将を空軍司令官代行に任命した。

一方、ウクライナ東部ハリコフ州の州都ハリコフの高層住宅に30日、露軍のミサイルが着弾し、火災が発生した。ハリコフのテレホフ市長によると、この攻撃で子供1人を含む民間人少なくとも7人が死亡し、約60人が負傷した。

ゼレンスキー氏は「一般住宅に住む人々への攻撃だ」と露軍を非難し、「われわれに露軍の航空機の拠点を攻撃できる能力があれば、この攻撃は防げていた。われわれに必要なのは、このようなテロを止めるための支援国の力強い決定だ」と指摘。欧米諸国に対し、供与した長距離ミサイルによる露国内攻撃の許可の拡大を求めた。

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