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「プーチン露政権のスパイ」疑惑のシロイルカ死ぬ 海洋保護団体がノルウェー沖で発見

産経ニュース 2024年9月2日 10時54分

2019年にノルウェー北部沖で発見され、ロシアがスパイとして調教した疑惑が指摘されていたシロイルカが死んでいるのが見つかった。ノルウェーの海洋保護団体が、1日までに発表した。

シロイルカの死体は8月31日、ノルウェー近海で見つかった。英BBC放送によると、15歳前後だったと推定されている。外傷はなく、解剖で死因を調べる予定。シロイルカの寿命は通常60年前後とされる。

このシロイルカは19年春、カメラを搭載できるハーネスを巻きつけた状態で見つかった。留め金には、ロシアの都市名サンクトペテルブルクの文字が記されていた。ノルウェー当局は、ロシア軍の調教訓練から逃げ出した可能性があると指摘していた。

シロイルカはプーチン露大統領の名前を引用した「バルジーミル」の愛称で呼ばれ、海洋保護団体が観察を続けてきた。ノルウェー沖を徐々に南下し、昨年夏にはスウェーデン沖を泳いでいたのが確認された。

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