パリ五輪第３日の２８日、フェンシング男子エペ個人で加納虹輝（こうき）＝ＪＡＬ＝が金メダルを獲得し、スケートボード女子ストリートでは初出場の１４歳の吉沢恋（ここ）＝ＡＣＴ ＳＢ ＳＴＯＲＥ＝が金メダル、１５歳の赤間凜音（りず）が銀メダルを獲得するなど、日本選手のメダルラッシュに沸いた。授与式では、メダルとともに渡される謎の「細長い箱」が話題になっている。
大会公式サイトなどによると、箱に入っているのはパリ五輪をモチーフにした「アイコニック・ポスター」と呼ばれる印刷物で、カラフルな作風が特徴のパリのイラストレーター、ウーゴ・ガットーニ氏が制作を担当した。ポスターにはエッフェル塔、セーヌ川、凱旋門などパリの観光名所に加え、スケートボード、サーフィンの様子などが描かれており、制作に約２０００時間を費やした力作だという。
五輪のメダル授与式ではメダルとともに記念品を贈呈するのが通例で、２０２１年の東京五輪ではマスコット「ミライトワ」のぬいぐるみをつけた黄、緑、青色の花のブーケがメダリストに手渡された。