ウクライナメディア「RBKウクライナ」は19日、同国国防筋の話として、ウクライナ軍が米国から供与された射程300キロの地対地ミサイル「ATACMS(エイタクムス)」を使って初めてロシア領内の目標を攻撃したと報じた。攻撃はウクライナに接する露西部ブリャンスク州カラチェフの目標に対して行われ、成功したという。
バイデン米政権は従来、ロシアとの直接衝突に発展する懸念から、供与した長射程兵器による露国内への攻撃をごく限定的な範囲で認めてきた。ただ、米メディアは17日、北朝鮮によるウクライナ侵略への参戦を受け、バイデン政権がウクライナに供与した長射程兵器による露国内攻撃を容認したと報じていた。