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マクロン仏大統領「ガザ使用の武器禁輸を」 イスラエル首相「恥を知れ」と猛反発

産経ニュース 2024年10月7日 8時56分

【パリ=三井美奈】フランスのマクロン大統領は5日、パレスチナ自治区ガザで停戦を促すため、イスラエルへの武器輸出を停止するよう各国に求めた。これに対し、イスラエルのネタニヤフ首相は「恥を知れ」と強く反発した。

マクロン氏の発言は仏ラジオのインタビューでのもの。「現在、優先すべきことは政治的解決への復帰だ。ガザの戦闘に使用される武器供与は止めるべき」と述べた。

ネタニヤフ氏はただちに反論の声明を出し、「イスラエルはイランが率いる野蛮な武装組織と戦っている。文明国はすべてイスラエルを支えるべきだ」と主張した。さらに、「マクロン氏ら西側の首脳には、イスラエルへの武器禁輸を呼びかける人がいる」と怒りを露わにした。

6日になって両首脳は電話で会談した。仏大統領府は、マクロン氏が「イスラエルの安全保障に対するフランスの関与は揺るぎがない」との立場を確認したと発表し、和解を演出した。ネタニヤフ氏もマクロン氏との会談について声明を出し、「イスラエルの手段を制限すれば、イランの悪の枢軸を利するだけだ」と強調した。

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