【パリ=三井美奈】フランスのマクロン大統領は6日、米大統領選で共和党のトランプ前大統領が勝利宣言した直後にX(旧ツイッター)で祝福のメッセージを送った。「(最初のトランプ政権の)4年前と同じように、共に働く準備ができている。あなたも私もそれぞれ信念を持っている。敬意と野心を込めて。さらなる平和と繁栄のために」と投稿した。
マクロン氏は欧州首脳の中でいち早くトランプ氏の勝利をたたえることで、関係構築への意欲を示したとみられる。英国のスターマー首相より約20分早かった。
マクロン氏は最初のメッセージに続いて、「ドイツのショルツ首相とも話し合ったところだ。新たな環境のなかで、われわれは欧州をより強く、結束させるために働く。米国と協力し、われわれの価値観と利益を守る」と書き込んだ。
マクロン氏は2017年に就任。当時大統領だったトランプ氏と米欧同盟や気候変動対策で異なる立場を取る一方、個人的な関係作りに尽力した。