16日にアルゼンチンの首都ブエノスアイレスでホテルのバルコニーから転落し死亡した英国の男性音楽グループ「ワン・ダイレクション」(1D)のメンバーだったリアム・ペインさん(享年31)について、アルゼンチンの検察当局は17日、頭部など25カ所に外傷を負い、死因は大量出血だったと発表した。
警察当局はペインさんが滞在していたホテルの部屋から薬物やウイスキーなどの酒類を押収。大量摂取により、意識がない状態で部屋のバルコニーから転落したとみて捜査を続けている。転落時は部屋に第三者はいなかったという。
ペインさんは今月、アルゼンチンで開かれた1Dメンバー、ナイル・ホーランさんのコンサートを訪れていた。グループは2015年に活動休止を発表。その後、ペインさんはソロ活動を続けていた。
1Dのメンバーはグループのインスタグラムで「リアムの訃報にショックを受けている。心から愛していた兄弟を失った悲しみを受け入れるには、少し時間がかかる」と連名でコメントを寄せた。