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米原子力空母が韓国入港、日韓との共同訓練で露朝牽制へ

産経ニュース 2024年6月22日 17時8分

【ソウル=桜井紀雄】米海軍の原子力空母「セオドア・ルーズベルト」が22日、韓国南部、釜山に入港した。日米韓3カ国が今月末に予定する新たな共同訓練「フリーダムエッジ」に参加。ロシアとの間で「包括的戦略パートナーシップ条約」を結び、軍事協力を進める北朝鮮を牽制する。

米空母の韓国入港は昨年11月のカール・ビンソン以来、約7カ月ぶり。セオドア・ルーズベルトの入港は初めてという。

フリーダムエッジは、海や空に加えてサイバー空間など複数領域の訓練を同時に行うもので、日米韓が今月2日の防衛相会談で新設に合意した。

プーチン露大統領は19日、24年ぶりに訪れた北朝鮮で、金正恩朝鮮労働党総書記と包括的戦略パートナーシップ条約に署名した。有事の際の軍事援助を明文化したもので、露朝は旧ソ連時代の軍事同盟に準じるレベルに軍事協力を深化させた。

韓国海軍は「北朝鮮のいかなる挑発にも強力に最後まで対応する。韓米同盟は緊密な協力体制に基づき、朝鮮半島や地域の平和と安定を下支えする」と強調した。

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