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韓国か朝鮮かは悩ましい NHKは「ハングル」、もっと気になるのは「日王」表記 ソウルからヨボセヨ

産経ニュース 2024年10月19日 7時0分

新任の朴喆熙(パク・チョルヒ)駐日韓国大使が日本のメディアを表敬訪問した際、日本で一般的な「朝鮮半島」という表記を「韓半島」に変えられないか提案したと韓国メディアが伝えていた。これは以前から悩ましい問題で、1984年にスタートしたNHK語学講座も「朝鮮語か韓国語か」で調整がつかずいまなお「ハングル講座」などといっている。

日本ではこれまでかの地について、500年以上続いた「朝鮮王朝(李朝)」を念頭に地名ははじめ、もっぱら「朝鮮」が使われてきた。韓国人、韓国料理、韓国語、韓国文化…といった言葉は比較的新しく、定着するのは70年代以降だ。悩ましさの背景には国名などすべて「朝鮮」を使っている北朝鮮の存在もあり、この南北対立でNHK語学講座は揺れてきた。韓国の存在感が大きくなり「韓国」が広がってはいるが、それでもあの半島全体を指す場合では慣習的に「朝鮮」が残っているのだ。

それに韓国自体にも朝鮮日報、朝鮮ホテル、朝鮮大学などが存在する。報道によると大使は「日本は韓国と価値を共有する国だから韓半島にしてくれてもいいではないか」と言っているというが、日本人としてはそれより、韓国メディアが日本の天皇を国際的慣例に反して勝手に「日王」と変えて表記していることが気になるのです。(黒田勝弘)

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